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dialogue対談:紺屋 仁 & 田辺あゆみ

お互いの感覚が通じた、
距離を超えたものづくり

ーーーー 「色」って難しいじゃないですか?色について人に伝えることだったり、色を再現するってものづくりの中でも一番難しい部類に入るのかなと私は思っています。 今回、お二人とあゆみさんはまだお互い会われたことがなくて、実際にその色のやり取りを遠隔で行っていらっしゃいますが、その点はお互い大丈夫でしたか?

あゆみ: うん、私的には頂いたコットンファーを見た時に本当にもう大丈夫と思いました。自分の好きな色を作ってもらえる、とすごい思ったんです。だけど、さらにその後、いろいろ話していく中で、同じLauryn Hill のライブに行っていた話とか、Erykah Baduやブラックミュージックなど聴いてきた音楽が同じとか、お互いのバックグラウンドや好きなものが似ていたので。頂いた食べ物とかもそうですし。色だけじゃなくて他の部分にも、何か似た感覚がある、それがあれば伝わるなって思いました。

ーーーー 特に音楽は色の雰囲気とは通づるところがありますよね。

あゆみ: そうそう。だから、タイダイの話をした時には、「和っぽくは転びたくなくて、どっちかっていうとストリートに転びたいです。」みたいな話とかもすごいすんなりできたし、すっごいそのまんまをちゃんと拾ってくれて表現してくれて、という感じだったんで、それはなんかもう、、、そう、あのコットンファーを見た時に「大丈夫」と思いました。伝わる、って

美由紀: うれしーーーー。

あゆみ: やっぱりそこの感覚がずれると、一緒に物作りするのちょっと難しいかなって思うのはあるんですけど。

美由紀&仁: うんうんうんうんうん。

ーーーー 同年代でもありますね。

あゆみ: あ、仁さんはおいくつなんでしたっけ?

仁: 僕、40歳です。

あゆみ: 年下だ、、、、 大先輩にみえる。やってることがちょっと過ごすぎて、なんだろう、、、感覚的にはもう60代ぐらいの人とお話しさせてもらってる。というぐらいちょっっっと、、、仁様って感じです。

美由紀&仁: (大笑い)

探究心と広い視野

ーーーー あと、音楽の趣味も近いんですよね。

あゆみ: 私はHipHopとかR&Bなどのブラックミュージックを聴きます。 美由紀さんは幅が広そう。

美由紀: 私は色々と聞くけど、やっぱり年代的に10代とか20代はブラックミュージックみたいなのとかは聞いたりしてましたけど。でも結構色々何でも聞くかな。

あゆみ: 美由紀さんは三重以外に住まれたことあるんですか?

美由紀: 私ずっと三重なんです。

あゆみ: ずっと三重でブラックミュージックに触れる機会ってどこにあるんですか?

美由紀&仁: はははははは!

あゆみ: いや、昔ってネットとかもない。 都会だったら音を探しにタワレコ行ったりするけど。

美由紀: TSUTAYAっていうビデオ屋さんがあって。 学生時代は車がなくて、自転車で夜な夜な1時間かけて自転車ぶっぱなしてCD見に行ったりとか。映画も大好きなんで。 夜な夜な自転車漕いで、そこに行くのが楽しみで、TSUTAYAが聖地でした。(笑)

あゆみ: TSUTAYAに培われた。 例えば、親がそういう音楽聴いてたとかではないんですね。

美由紀: 父親がちょっと変わった、CUBAとかそういうラテン音楽が好き。キューバに行ったりとか。家に帰ったら、ちっちゃい髭もじゃもじゃのキューバ人の人が突然いたりとか。中国人の人がホームステイで1カ月のウチにいたりとか。

あゆみ: えーーーーすごい! 異文化と触れていたんですね。

美由紀: そうです。幼少期、小学校・中学校の時期にけっこう色んな人がいたりしてたんです。

あゆみ: なるほどー。ブラックミュージックを聴こうってなるのはそういう経験もあるのかな。 田舎で普通に育ってたらブラックミュージック聴こうってならない気がするんですよね。

美由紀: そうそう。 今、思うとね、ちょっと普通じゃないかな。

あゆみ: ちょっと特殊な幼少期でしたね。

ーーーー お互い視野が広いんですね。

あゆみ: そんな感じがする。

共通の体験。
音楽というカルチャーが持つ色合い

ーーーー ちなみにさきほど話に上がった、Lauryn Hill のライブはどうでしたか?あゆみさんは東京公演を、美由紀さん仁さんは大阪公演を、たまたま同じ年の公演をみていらっしゃるんですよね?

美由紀: もう~~びっくりしました、本当に!あんなちっちゃい人だと思ってなくて、あんなちっちゃい体からドーンとそんなにすごいエネルギーが出るのかと思って、もうめっちゃかっこよかったですね。もう、リズムとかも全然違うし。

ーーーー とりあえずあのライブを観た人がいるっていう。

あゆみ: ほんと、ほんと。。。。会ったことないかも。知り合いであの時のLaurynのライブ行ってた人。

仁: 僕も今、初めてです。

美由紀: 初めてです。

ーーーー その話を聞いた時に、これは何か結構大きい共通点なのかなって、僕は思いました。

あゆみ: うんうんうん、思いました。もうそれだけで、そうそう。そこからだけど、お互いに色んな共通点が細かいことも含めていっぱいあるんですよ。同じ日にガパオを作って食べてたりとか(笑)。とか、そういう細かなことがいっぱいあるんですよ、不思議と。

美由紀: 種まきとかね。

あゆみ: 種まき!そうそうそう。 同じ日に種蒔いてたとか。それですごい興奮して。私はちょっと月のことを調べていて、満月の2日から5日前までに蒔くと、土の上側も根の方もバランスよく育つというようなことが書いてあったから、そういうリズムにあやかろうと思って蒔いたんです。 そうしたら同じ日に美由紀さんたちも蒔いてたから、美由紀たちもそうかな♡と思ったら「あ全然。全然きにしてない」みたいな。(笑)

美由紀&仁: ははははは。

あゆみ: でも、それでも一緒の日だった、ていう嬉しさ。

美由紀: そう。そういうことがいっぱいありました。 あとは、、、ぼんぼんのストールを染めた時も、あゆみさんがちょうどインスタで上げてて、あれもびっくりしました。

あゆみ: そう、私がインスタ投稿をした時に、からし色のポンポンのストールを巻いている写真をアップしたら、美由紀さんから「今日、同じようなストールを染めてました」って。本当に同じ感じのストールを、あのきれいな水色で染められてて。

ーーーー へー!結構、いろいろシンクロしてますね。

あゆみ: 他にもすごい色々あるんですよ。だからちょっと怖いの。 

美由紀: そう。初めてですね。こんなにかぶり、かぶられみたいなことは。

あゆみ: かぶりかぶられ。(笑)

コラボを経験して感じたこと

ーーーー 色々お話ししていただいたんですけど、最後に、お互い何かあればお話ししていただけますか。 今日の時点で、コラボTシャツ制作はまだ終わってはいないんですけど。

あゆみ: まだプリントできてない。(笑) 全然終わってないからなぁ・・・

美由紀: じゃぁ、、、私は、あのー、もう、すごい楽しかったです。すごい染めていて楽しかったです、うん。 今までのあゆみさんとのやりとりとか、フィーリングの部分とか、そういうことを考えながらイメージして染めるが楽しかったし、もちろん、もうずっと昔から好きだった人ですし。好き好き、ってちょっとあんまり好き好き言いすぎて気持ち悪いですけど(笑)。まさかそんなあゆみさんのものを自分が染めているっていうのもあって、ワクワクした気持ちもあって、すごい楽しかったです。

あゆみ: ありがたいです、ありがとうございます。

美由紀: 本当に感謝でしかないです、うん。

あゆみ: こちらが感謝しかないです。

ariはコロナになってから、新作がだせなていなかったんです。タイに行けない状況が続いていて。

なので、国内でできることを探さなきゃ、という事は意識していたんですけど、今回、こういうきっかけで新しいものを作ることができてとても良かったです。

ボディーもいいものだし、丁寧に染めてもらってるし、こういうふうに用意してもらったものに、どんなariを乗っけるかという。プリント用のグラフィックも新しく作ったものがあり、そういうのも久しぶりで、いいテンションでいろいろ進みました!

仁: ああ、よかった。

美由紀: よかった。

ーーーー 本当「ただ見て欲しい」という純粋な気持ちを持たれている方が、そういう気持ちで送ってくれたからこそ、こういうことになったのかなって思います。

あゆみ: 本当にそうかも。うん。

美由紀: 本当に見て欲しくて。

あゆみ: はははは。そう思っていただけたことが全部に繋がっているから、何か不思議ですね、やっぱり縁なんだなって。こうなるようになってたんだなっていう感じはすごいします。全部がスムーズ過ぎて。だからねシルクスクリーンも楽しくできると思います。

美由紀: 楽しみ、楽しみ。何もそちらでお手伝いできなくて、こっちで楽しみにしてますけど。(笑)

仁: ありがとうございます。

ーーーー では、そろそろかなと思いますが、せっかくの機会ですので、まだ何かあれば。

仁: もうお腹いっぱいですね。

一同: (笑)

FIN
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